入院中に出会った、看護師さんをサポートするアシスタントさんのお話し。

入院中のフロアの中でひときわ声の大きな元気な方がみえます。

特にこの年末年始、このフロアにアシスタントはこの方お一人！

走って走って走り回ってる。
三人分は働いているんじゃないかと思うくらい。

自分でも、こんなに働いて時給がいつもと同じなんて、
かなわんわーってぼやきながら、走り回ってる。

自分の娘より年下だろうってくらいの看護師さんに,
次々と用事を言いつけられ、時に叱られ怒られて。

でも、

はい，はい，はいはーい!って適当に受け流しながら、
ごめんなさーい，気をつけまーすって返事して、
洗濯して掃除して、おむつをかえて。

同じ部屋のおばあさんの食事介助をしていた時、おばあさんが、

嫌な人もいるやろ

って言った。

その人は、

まあ，でもね。
自分の心の持ち用で周りの人はみんないい人ばかりになっていくんよ。

って答えてた。

この2週間ちょっと、暇だったからこの人にずっと注目していたので、
この言葉はこの人らしいと思った。
白々しく聞こえないのだ。

この人に怒ってる看護師さんも、この人だから安心して怒れるのだ。

彼女の元気なぼやきを耳にしながら、
今日もリハビリ頑張るぞー。

去年最後の満月