母の誤算

今日は83歳の母がスマホデビューをするということで、
家電量販店に付添った。


一瞬予約した方がいいかな?とも思ったけれど、
ちょっと説明聞いて帰ってくるだけでもいいと思い、直接行ってみた。


広い店内の割にスタッフが見当たらない。


会計に行ってみたら、3、4人のスタッフがシニアの接客をしていた。


どこも終わりそうにない。


やっと一人スタッフさんを見つけて携帯売り場は?と聞いてみたら、


もうなくなりました、と。


この店員さんの少なさでは当然だなぁと思いつつ、なんだか寂しい。


ここは以前はすごく活気のある場所だった。
ボーリング場も併設されて、老いも若きも集う場だった。


それが今やこの辺り一帯が、取り残され、
何かをあきらめたような、そんな空気を醸している。


母のようなお年寄りが、安心し、楽しく暮らす方法はないのだろうか。


あー、母にもう少し先見の明と行動力があったなら、
父が亡くなった時点でわたしの家のそばに越してきていたら、
まだまだこの辺りにも馴染めただろうに。



子供たちの世話など絶対にならない、が口癖で、
いつまでも自分一人でやっていけられると思い込んでいた母の誤算。


帰って早速仏壇に向かって、
「携帯買えませんでした。残念です。」
と報告する母。


母の子分たち Part 2

この子が、誰かに、誰かに似ている、、、