化学反応

先日読んだ山本文緒さんの本の中にこんな文があった。


人間関係は化学反応をおこす。
その時の片方の仕事がうまくいったり、逆にいかなかったり、
また他のことごとで、
お互いの距離が近くなったり遠くなったりするという化学反応。


大雑把だけれどこんなことが書かれていて、


あー、よくわかる。と、思った。



初めからなんとなくうまがあわなかったり、
どちらが悪いわけでもなくちょっとしたことで、
人間関係がギクシャクしたりということは何度となくあって、


若い時は自分が悪かったのかと悩んだりもしたけれど、
今はそういう時ばかりでもなく起こり得るものなのだと納得している。


けど、それでも、そういう時は疲れるんだよね。とっても。


そしてそういう時、いつも妄想するのです。



もしも、私にお金があったなら、


家族にも友人知人にも内緒の、マンション10階以上の部屋を買い、


誰にも会わず、誰も訪ねて来ず、そこにわたしがいることすら誰も知らない。


いつでも逃げ込める場所。


広々とした1LDKの窓から一日中空を、雲を眺め、


できれば夕日がじゅうぶんに楽しめて。


一切合切の面倒なことがもたらす、もやもや、くさくさが、


少しずつ浄化され、ちょっと人恋しいと目出たく思えてきたならば、


何食わぬ顔で日常の人間界に降りていこう。


今週は忙しいのだけれど、
その後にゆっくりこれを読むのが楽しみ

お土産