かわっていないという安心感

5月に母の新居引越しが確定し、カーテンやら家電選びに忙しくしています。
母はもともと家の内装にはこだわりがあり、なんでもいいって人ではなかったはずですが、今回、一切自分はタッチせず、私たち娘に任せきりです。


歳をとるってこういうことか、とも思うけれど、母が母じゃないようで残念な気もする。


家はもうとうに出来上がっているのに、
歩いて10分のところなのに未だに見に行こうともせず、
わたしが送った写真だけみて、今風の家は好きじゃないとかなんとか言っているようで、
人ってこういうところは歳をとっても変わらないんだなって思います。


わたしの理想はかわいいおばあちゃんになることだけど、
やはり血は逆らえないかもと思うので、せめて人にしてもらったことに文句は言わないおばあちゃんになれますように。


同じ時期、子供の一人も一人暮らしを再開するので、
そちらの準備も手伝っていて何かと気忙しく毎日を過ごしています。


もう一人の子供は最近お付き合いする人ができたようで、
そんなこんな、変化の嵐が吹き上げている中、
10年ぶりくらいに行った大好きだった喫茶店だけは何もかわっていなくて、
家に帰ってきたようにほっとしたけれど、ママさんだけはかわって娘さんがママさんになっていました。


でも、メニューも内装もなーんにもかわっていなくて、
大好きだった頃のままって、何にもかわっていないって、
こんなにほっとさせるのかって感じ入りました。


ってことは子供たちにとっては実家である我が家も、
このままかわらずにそこにあるって、やっぱり大事なのかなぁ、とふと思うこの頃です。